Requires a javascript capable browser.

ガイソー

コラム
屋根

雨漏りが発生したらどうすべき?応急処置や業者選びのポイント、費用相場などを解説

2021.07.22
「自宅に雨漏りが発生したけど、まず何をすべき?」
「どこに修理を依頼したらいい?いくらかかるのだろう……」
など、実際に今雨漏りが発生していて、不安を感じている方もいるでしょう。

雨漏りは原因や劣化状態、家がどのような状態になっているのかがわからないため、不安に感じるものですが、適切な対処法や費用相場を把握しておくことで落ち着いて対処できます。

そこで今回は、雨漏りが発生したときの応急処置の方法やどこに相談すべきか、業者に修理を依頼するときの費用相場などを解説します。雨漏りに関する悩みを解決できる内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
この工事、わたしの家だといくらかかる?

雨漏りが起きたらすぐに行うべきこと3選


雨漏りが発生した場合、業者に修理を依頼するとしても修繕開始までに数時間〜数日はかかります。

その間、何もしないまま放っておくとどんどん状態が悪化してしまうため、簡単かつすぐにできる応急処置の方法を解説します。

「雨漏りが発生した!どうしよう!」と慌てることのないよう、正しい対応方法を確認していきましょう。

床や家具などが濡れないようにする

雨漏りといってもさまざまな症状がありますが、天井からポタポタ水が落ちてくるのがよくある症状といえるでしょう。

天井からポタポタ水が落ちてきている場合は、床や家具が濡れないように対策するのが応急処置として行うべきことの一つです。床が濡れないようにバケツを設置したり、家具や家電を動かしたりするほか、家具や家電を動かすのがむずかしい場合はビニールで覆いましょう。

原因箇所がわかる場合、防水テープなどで塞ぐ補法もありますが、天井裏に水が溜まって構造躯体を傷める原因となるのでおすすめしません。

雨漏り箇所を撮影する

雨漏りが発生したときは、雨漏りの箇所を写真や動画で撮影しておくようにしましょう。

雨漏りは常に発生しているのではなく、雨天時に発生し、晴れると止まることもあります。雨漏りが発生して業者を呼んだとしても、天気などの影響により業者が駆け付けたときに一時的に雨漏りが止まっている可能性があります。

その際、症状や原因箇所が確認できる写真や動画があれば、原因追求や施工方法を検討するのに役立ちます。

速やかに業者を探す

雨漏りが発生したら、速やかに業者に相談して原因の特定、修理することも大切です。

原因箇所をテープで塞いだり、晴れの日が続いたりして一時的に雨漏りが発生しなくなったとしても、根本解決にはなっていません。

被害を最小限に抑えるためにも、速やかに業者を探して対応してもらう必要があります。その際、2~3社に問い合わせを行い、対応や見積りを比較して信頼できるところに依頼することをおすすめします。
この工事、わたしの家だといくらかかる?

雨漏り修理は自分で対応できる?


「台風の影響で雨漏りしている家が多く、修理してもらうまでに時間がかかる」
「できるだけ修理費用を抑えたい」
などの理由で、自分で対処したいと考えている方もいるでしょう。

ここでは、雨漏り修理は自分で対応可能かについて解説します。

対応できるのは応急処置まで

雨漏り修理を行う際、最初に原因箇所を特定する必要がありますが、原因箇所を見つけるのがむずかしいポイントの一つです。

というのも、雨漏りしている箇所と原因箇所が必ずしも同じではないからです。天井から雨漏りが発生していても、屋根ではなく外壁やサッシが原因箇所である可能性もあり、専門知識や技術がなければ正確な原因箇所を特定するのはむずかしいといえます。

また、「おそらくここが原因箇所だろう」と修理を行い運よく雨漏りが止まったとしても、すでに構造躯体や断熱材に雨水が浸透している場合はカビや腐敗の原因になる可能性があります。

このように、正確な原因箇所を特定したり、適切な処置を行うのは専門業者でないと困難であるため、自分でできるのは応急処置までと考え、根本解決のために業者に相談しましょう。

高所作業はとくに危険を伴う

たとえ応急処置であっても、屋根の上や2階以上の高所作業は自分で行わないようにしましょう。

とくに屋根の上に登る作業は危険であり、滑落する事故は珍しくありません。作業に慣れている職人でさえ怪我をするリスクがあるため、足場を組んでできる限りの安全を確保して作業しています。

なお、応急処置として屋根の上にビニールシートを被せる方法がありますが、高所作業にあたるためおすすめしません。素人が作業するのは地上から脚立に登って届く範囲までで、脚立を使うときは2人以上で作業するようにしましょう。

雨漏りしたら基本的に業者に依頼するのがおすすめ

雨漏りを見つけたらできるだけ早く対処したい、費用を抑えて修理したいと考える方も少なくありませんが、根本解決には専門知識や技術が必要です。

もちろん、自分で応急処置を行うことで被害を最小限に抑えることは可能ですが、自分でできるのはあくまで応急処置までだと認識しておきましょう。また、応急処置であっても、屋根の上や2階以上で作業するのは危険であるためおすすめしません。

雨漏りが発生したら業者に相談するのを基本とし、無理のない範囲でできる対応を行いましょう。
この工事、わたしの家だといくらかかる?

雨漏り修理はどこに依頼すべき?


雨漏りは頻繫に発生するものではないため、どこに相談すればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

雨漏りが発生したときの相談先はいくつか選択肢があり、状況に応じてどこに相談すべきか検討することが大切です。ここでは、どのような場合にどこに相談すべきか解説します。

屋根塗装や外壁塗装を行う塗装会社

台風で屋根の一部が破損した、外壁にヒビが入っているなど、雨漏りの原因箇所が屋根もしくは外壁であるとわかっている場合は、屋根塗装・外壁塗装業者に相談してみましょう。

専門業者なので費用を抑えやすいことに加え、屋根や外壁に劣化が見られる場合は同時に施工してもらえます。

しかし、必ずしも屋根・外壁塗装業者が雨漏りの修理が得意であるとは限らないため、施工実績などを確認したうえで相談先を決めるのがおすすめです。

工務店・ハウスメーカー

家の建築を依頼した工務店やハウスメーカーに相談するのも選択肢の一つです。

自社で施工した家なので家の構造を熟知しており、速やかに対応してくれる可能性が高いでしょう。とくに雨漏りの原因箇所がわからない、家の保証期間内であるといった場合におすすめです。

もちろん、保証期間が終わっていても相談可能ですが、実際に施工を行うのは工務店やハウスメーカーの下請け業者であるケースが多いので、中間マージンが発生して高額になりやすい点には注意しましょう。

リフォーム会社

屋根や外壁など、外装工事が得意なリフォーム会社に相談する方法もあります。

原因箇所がわからない、リフォームも検討しているのでせっかくなら一緒に施工してほしいといった場合におすすめです。

ただし、雨漏り修理の実績が少なかったり、対応していなかったりするところもあるので慎重に相談先を選ぶ必要があります。
この工事、わたしの家だといくらかかる?

信頼できる雨漏り修理の業者選びのポイント


雨漏りを適正価格で根本解決するためには、優良業者に依頼することが重要です。

ここでは、信頼できる雨漏りの修理の業者を選ぶためのポイントを解説します。

相見積もりを取る

業者の運営体制や修理内容、範囲、サポート内容などはもちろん、建物の形状や構造、劣化状態、エリアなどさまざまな要素によって価格が決まるため、見積内容がまったく同じになることはありません。

ただ、中には相場よりも高い金額を提示する業者もあるので、見積り内容が適正か、きちんと雨漏りを修理してくれるのか見極めるために相見積もりを取るのがおすすめです。

最初に行われる点検の段階で2〜3社から見積りを取って比較することで、適正価格で修理してくれる業者を見極めやすくなります。

実績や評判を確認する

ホームページの実績やGoogleマップの口コミを確認し、実績が豊富かどうか、評判がよいかを確認しましょう。

たとえば、Googleマップで悪い口コミばかりの業者は、安心して任せられない可能性が高いと判断できます。反対に、雨漏りの修理実績が豊富であり、評判がよい業者であれば、品質のよいサービスを提供していると判断できます。

実績や口コミが必ずしも信頼できるわけではありませんが、一つの判断要素として確認しておくと安心でしょう。

雨漏り調査に慣れており原因をきちんと特定できる

雨漏り修理では、原因特定が重要なポイントとなります。

原因箇所が正確に特定できていないまま修理を行っても、雨漏りが再発したり、雨漏りが直らなかったりする可能性があります。原因特定に時間がかかり過ぎていたり、目視だけで点検を済まそうとしている業者は怪しいため依頼しないよう注意しましょう。

一方、屋根や壁、サッシなど隅々まで調査し、速やかに原因箇所を特定できる業者は信頼できるといえます。目視はもちろん、散水試験やサーモグラフィ調査などができる技量や知識があればより安心して任せられるでしょう。

アフターフォローが充実している

きちんと点検・修理を行っても、雨漏りは再発するリスクがあります。

そのため、一度修理したら終わりではなく、アフターフォローが充実している会社に依頼することをおすすめします。

アフターフォローが充実している業者は、施工技術や知識に自信があるともいえるので、どのようなフォロー体制があるのか事前に確認するようにしましょう。
この工事、わたしの家だといくらかかる?

雨漏り調査の方法と費用相場


「雨漏りの修理っていくらかかるの?」
と費用面に不安を感じている方も多いでしょう。

雨漏りは修理費用とは別に調査費用がかかる場合があります。そのため、雨漏りにかかる修理費用は「調査費用+修理費用」の合計で計算するのが基本です。

ここでは、雨漏りの原因箇所や経路を特定するために行われる、4種類の調査方法の特徴と費用相場を解説します。雨漏りの規模や家の状態によって採用される調査方法が異なりますが、調査方法と相場を抑えておくことで慌てず対応できます。

目視調査

目視調査は名前の通り建物を目で見て状態を判断する方法です。

外壁の剥がれやひび割れ、屋根のズレなどを確認し雨水が侵入しそうな場所がないかを確認します。また、必要に応じて外壁や屋根の一部を剥がし、雨水が侵入した形跡がないか調べることもあります。

目視調査の費用相場は3万円程度で、無料で対応している業者もあります。

散水調査

散水調査は雨漏りの発生原因となっているであろう箇所に水をかけ、雨漏りの原因箇所を特定する方法です。

雨漏りは雨天のときに発生し、晴れているときは一時的に発生しなくなることがあるので、目視でも原因が特定できないときは有効な方法となります。

調査費用の相場は3〜20万円程度ですが、高所で散水調査を行う場合は足場が必要になるので高額になりがちです。また、自宅の水道を使用するので水道代が別途必要になります。

発光液調査

発光液調査とは、発光塗料を混ぜた検査液を雨漏りの原因箇所と思われる部分にかけ、屋根裏や室内から紫外線をあてて原因箇所や漏水箇所を特定する方法です。5~20万円程度の調査費用が相場となっています。

雨漏りは必ずしも発生しているところと原因箇所が近くにあるとは限らないことに加え、複数の場所から雨漏りが発生していることもあるでしょう。その場合、侵入経路がたどれる発光液調査が有効になります。

また、原因箇所が複数ある場合は、原因箇所ごとに発光液の色を変えると詳細な侵入経路を調査できます。

赤外線サーモグラフィ調査

赤外線サーモグラフィ調査とは、建物を高感度赤外線カメラで撮影し、温度差から雨漏りの原因箇所や経路を特定する方法です。

雨漏りが発生しているところは周囲と比較して温度が低くなるため、変色した部分が浸水しているとわかります。手で触っても感じられない温度変化も感知できるうえに、水は発光液を使わないので建物に負担をかけないのが魅力です。

ただし、濡れているときにしか調査できないこと、調査費用は5〜30万円と高額であることが懸念点です。

なお、調査費用が高額であればよいというわけではなく、どこから雨漏りが発生しているのか、どのような規模なのかなどによって最適な調査方法が変わります。住まいごとの状態を見て、最適な提案をしてくれる業者に依頼するようにしましょう。
この工事、わたしの家だといくらかかる?

雨漏り修理にかかる費用相場


雨漏りが発生している箇所や浸水したところを修理せず放置していると、構造躯体が腐食したり、カビが発生したりして最終的に大規模な修繕工事が必要になると予想されます。

そのため、雨漏りが発生しているとわかったら速やかに原因箇所を特定して修理するようにしましょう。発生してからすぐに修理すれば、建物への被害や修理費用を最小限に抑えられます。

なお、生活110番の調査結果によると雨漏り修理にかかった費用相場は以下の通りです。

雨漏り修理の費用 割合
〜15万円 56.5%
16〜40万円 26.1%
41〜100万円 11.5%
100万円以上 5.7%
※参考:生活110番ホームページ

このように、ひとえに雨漏り修理といっても修理費用に大きな差があることがわかります。では、雨漏り箇所ごとに、修理にかかる費用相場はいくらなのか、高額になるのはどのようなケースなのか見ていきましょう。

屋根の雨漏りの修理費用

屋根が原因で雨漏りが発生した場合、修理費用は1〜45万円が相場です。

施工内容 費用相場
軒板金の交換 10〜30万円
漆喰の補修 10〜30万円
屋根材の修繕 3〜30万円
雨どいの修理・交換 3〜60万円
カバー工法 80〜120万円
葺き替え 150〜200万円

たとえば、軒板金の交換は10〜30万円、雨どいの修理・交換は3〜60万円、漆喰の補修工事は10〜30万円が相場となっています。部分的な修理で済む場合は、それほど高額にならないといえるでしょう。

しかし、屋根全体が劣化しており、部分的な補修ができない場合は屋根全体のメンテナンスが必要となります。カバー工法は80〜120万円、葺き替えは150〜200万円が相場となっており、一気に費用が高くなるといえます。

外壁の雨漏りの修理費用

外壁のひび割れやコーキングの劣化が原因で雨漏りが発生することもあり、それぞれの修理費用は以下の通り
です。

施工内容 費用相場
コーキングの補修 5〜10万円
コーミングの打ち替え 10〜50万円
内部木材の交換 10〜50万円
外壁塗装 60〜160万円

外壁が原因の雨漏りの場合は、屋根とは異なり塗装で解決できるケースがあります。

ただ、外壁塗装やコーキングにかかる費用相場は、施工面積や外壁の状態、採用する材料などで費用が大きく変わるので、あくまで参考程度にしてください。

天井の雨漏りの修理費用

外壁や屋根から侵入してきた雨水が天井からポタポタ落ちてきたり、天井の上を通っている配管が原因で雨漏りが発生したりすることがあります。

天井自体の修理費用は天井そのものと下地の石膏ボードの交換が必要となり、20㎡あたり10万円前後が相場です。ただし、下地が腐食しているなど状態が悪い場合は、さらに費用がかかるでしょう。

なお、天井から雨漏りが発生している場合は、外壁や屋根の修理も同時に行わなければならない可能性が高いので注意してください。

ベランダ・バルコニーの雨漏りの修理費用

ベランダやバルコニーは屋外にあって劣化しやすいため、雨漏りが発生しやすい箇所の一つです。

ベランダ・バルコニーの雨漏り修理にかかる費用は以下の通りです。

施工内容 費用相場
防水工事 10〜30万円
床の下地交換 15〜20万円
ベランダの軒の張り替え 5〜20万円

定期的にメンテナンスしていれば部分的な修理で済みますが、規模によっては高額な費用がかかると予想されます。

窓枠(サッシ)・天窓の雨漏りの修理費用

窓枠(サッシ)や天窓から雨漏りが発生している場合、コーキングの劣化が考えられます。

窓の大きさや数によりますが、コーキングの補修は3〜25万円、サッシの交換は1箇所あたり5〜30万円が相場です。

なお、天窓は接合部分が多く、ガラスとサッシの継ぎ目はガラスパッキンで埋められています。ガラスパッキンは劣化しやすい箇所であり、劣化したパッキンから雨漏れが発生する可能性が高い傾向にあります。

一般的な天窓の寿命は25年とされているため、雨漏り修理をきっかけに撤去するケースも珍しくありません。天窓の撤去は周囲の屋根材を取り外し、さらに新しい屋根材を施工する必要があり、やや大規模な工事になるため80〜90万円ほどかかるケースがあります。

この工事、わたしの家だといくらかかる?

まとめ

今回は雨漏りが発生したときの応急処置の方法やどこに相談すべきか、業者に修理を依頼するときの費用相場などを解説しました。

雨漏りが発生したら速やかに応急処置を行い、業者に依頼して調査・修理してもらうのがおすすめです。自分で対処できるのは応急処置までであると認識し、無理に修理しようとするのはやめましょう。

また、放置することで自然に状態がよくなることはなく、次第に規模が拡大したり、家の寿命を縮めたりする原因になるため、見つけたらすぐに修理することが大切です。

ぜひ今回の記事を参考に、雨漏りに悩んでいる方は適切な対処法を見つけてみてください。
関連コラム

松戸市の屋根修理費用は?料金相場や修...

屋根は家の中で最も高く外側にあるため、風雨や日光などの影響を受けやすく劣化しやすい場所です。 また、屋根は家全体...
2023.10.07

コストは下げても品質は下げたくない!...

みなさんのお住まいにとって無くてはならない部分はどこですか?という質問を受けたらみなさんはどうお答えになります...
2017.08.24

屋根材の割れを発見。これはカバー工法...

屋根材には、時々ひび割れが発生することがあります。 金属屋根ならひび割れが発生することはありませんが、瓦やコロ...
2021.09.11

屋根修理費用の相場はいくら?雨漏りや...

「雨漏りが発生した..」「台風で屋根が飛ばされた..」といったように、屋根の修理が必要な時は急に訪れます。急いで修理...
2022.11.21
YouTube ガイソーチャンネル
最適プランをご提案します!
外壁・屋根塗装のことなら
まずは、お気軽にご相談ください。
無料見積もりを依頼する
ガイソー全国受付窓口 受付時間 9:00~17:00
0120-578-032
住まいの外装リフォーム GAISO(ガイソー) トップ
> コラム
屋根
> 雨漏りが発生したらどうすべき?応急処置や業者選びのポイント、費用相場などを解説
最適プランをご提案します!無料見積もりを依頼する
0120-578-032
受付時間
9:00~17:00